いよいよ準備室開設です!

ステーション準備室開設にあたり、狭山市内の物件を探してきました。

我々の世界では、『訪問看護ステーション』という言葉は馴染みはありますが、

世間一般の方からしたら、それって何をするところですか??なんですね。

 

それゆえに、なかなか訪問看護ステーションとして利用したい、とお伝えしても

家主さんには伝わらないことも多いようです。

 

不動産業者さんを通じて、何軒かご紹介いただきましたが、物件数も限られていました。

 

昨年からの物件探しの結果、ようやく巡り逢えたこの場所。

狭山市富士見小学校近くの良い場所です。

 

なんとかスタッフも私を含めて2.5人ギリギリ揃ったので(現在も

募集継続中です!ご興味のある方はご連絡くださいませ)、

来月10日までに申請を済ませ、3月の開設に向けて着々と歩を

進めて参ります。

 

それにしても…

物件をお借りしたのみで、まだ中身は空っぽ。

自宅からコタツを持ち込んでみたものの、照明もないので

暗くなったら仕事も終わり、というなんとも原始的な感覚。

 

リハビリの根岸さんと、「こういう経験もなかなかできないから

貴重だね」と言いながら、寒〜い事務所の中でせっせと資料作りに

いそしんでおります。

 

さて、本日より《地域ケアステーション ゆずり葉》のことを

随時お伝えしていきます。

 

それではまず、管理者のわたくし、木内 亜紀(きうち あき)のことから。

 

私は東京都昭島市出身の現在36歳の看護師です。

看護学校を卒業後、大学病院で2年働き、その後都内の訪問看護ステーションで

働いていました。

 

学生時代の実習で、訪問看護へ同行させていただいた際、

病院で接する〈患者さま〉が、ご自宅に戻られると

キラキラした表情で、その家の主人としてどっしり構えて

「いらっしゃい」と迎えてくださる。

 

その瞬間、「あぁ、私はこういう場所で働きたい」と思いました。

 

初めて訪問看護で働かせていただいた時は、正直自信もなく

自分の学びの浅さに打ちのめされそうでした。

しかし、縁あって行かせていただいたフィジカルアセスメント研修で

看護の面白さを再認識し、それからは卒後教育の重要性も感じながら、

日々勉強の毎日です。

 

26の時、出産を機に退職しました。娘が生まれて更に看護の世界への思いが深まり、娘が2歳の時に特別養護老人ホームへ就職。

 

特養での施設看護師の経験は、本当に貴重なものでした。

 

特養は施設でありながら、在宅の場としての機能が強く、

その中での看護は、まさに在宅看護なんだと感じました。

 

特養の中での他職種連携、看取り、職員教育、看護学生の実習指導…

 

多くの学びを通して、この先の自分のライフワークとは?と

考えたとき、「私はその人の人生の物語に寄り添いたい」と

思いました。

 

本来、人の生と死は特別なものではなく、当たり前にあるものです。

そしてその生と死の間にある人生もまた然りです。

 

もちろん、特別な医療を必要とするケースもありますが、

特養でお看取りをさせていただいた中で感じたのは、

その人らしさを大切にすること。

そして、家族の思いを大切にすることでした。

 

医療従事者として、人々の健康に医療は必要であるという認識は

ありますが、どんな場面でも医療が最優先されるべきものではない

ですし、あくまでもその人の生活ありきで適切なサポートをすることが

私たちの役割なのだと思っています。

 

人が生まれて、地域の中で育ち、やがて成長して社会貢献をし、

いずれ役割を終え、人生の幕をおろす

 

そのどこの場面においても、必要なとき、必要なぶんだけ

私たちが生活のサポートをさせていただきます。

 

お伝えしたことは山ほどあるのですが、あまり最初から

長くなっても。

なので、また小分けにしながらお伝えさせていただきます。

 

何はともあれ、ようやく一歩を踏み出すことができました。

今後とも、皆さまどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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