私からあなたへ

この歌を届けよう

広い世界にたった一人の

私の好きなあなたへ
別れ行くあなたへ

この歌を届けよう

寂しいときに歌ってほしい

遠い空からこの歌を

先日、自宅への退院に動き出していた中でお亡くなりになった方のご自宅へ伺って参りました。
のこされた奥様の後悔の気持ちを聞きながら、私たち医療従事者がどのように関わるべきなのかを今一度考えさせていただく時間となりました。
結局、私は何もすることができなかったのですが、それでも奥様に
あのとき、家に帰れますよって背中を押してもらえたこたがどんなに心強かったかー
とおっしゃっていただき、私たちのかける言葉一つが大きな意味を持つことも改めて感じることができました。
ご自宅に伺って、ご夫婦の暮らしの歴史を感じました。
奥様に私からお渡ししたのは、切手のないおくりものの歌詞です。
どうかご主人との幸せな日々を忘れずにいてほしい。そう願ってやみません。
奥様の素敵な笑顔がまた見られる日を心待ちにしながら、ご主人のご冥福をお祈りいたします。

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